
新築で一戸建てを建てたり、アンテナ線が来ていない部屋などでテレビを見る為に必要なアンテナ工事ですが、滅多にしないことだからこそ工事の詳細やかかる費用について知らないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、このページを見れば5分でアンテナ工事の費用にまつわる全てが分かります!アンテナ工事をお願いする時の格安業者もご紹介しているので、是非とも工事の参考にしてみて下さい。
テレビアンテナ工事にかかる費用はいくら?
まず、アンテナ工事にかかる総費用は、以下のように建てるテレビアンテナの種類によって異なります。
・地デジアンテナ工事 15,000円~
・BSアンテナ工事 12,000円~
・地デジ+BSアンテナ工事 35,000円~
・室内用小型地デジアンテナ 1,200円~7,000円
※ブースター設置の場合+15,000円~
地デジ用テレビアンテナ工事の費用と詳細
地デジ用のテレビアンテナは主に2種類あり、八木式アンテナと呼ばれる魚の骨のような形をしたアンテナ、デザインアンテナと呼ばれるボックス型のアンテナがあり、どちらも主に一軒家や集合住宅用として屋根上・屋根裏・家の外壁などに設置されます。
価格面では、
・八木式アンテナの設置工事 15,000円~
・デザインアンテナの設置工事 20,000円~
※アンテナ本体代金・工賃・固定金具コミの総額
とデザインアンテナの方が少し高いのですが、特に新築の一戸建てでは外観の良さからデザインアンテナの方が主流になっており、八木式アンテナの需要は年々減っています。
尚、どちらも設置場所の電波の状況によってはテレビブースターの設置が必要なケースがあり、その場合ブースター本体と工賃で約15,000円ほど追加料金がかかります。新築戸建てで複数の部屋でテレビをみたい、という場合にはブースターがほぼ必須になる為、実際のところの費用総額は30,000円~40,000円程度かかるのが一般的です。
地デジアンテナの工事費用の詳細については以下の記事でまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。
BS/CSアンテナの設置工事費用と詳細
テレビアンテナには地デジ以外にも衛星放送の受信用であるBS/CSアンテナがあります。BS/CS110℃アンテナとも呼ばれるお皿の形のようなパラボラアンテナで、2018年末に始まった新BS4K8K放送に対応しているものと対応していないものがあります。それぞれの設置工事料金は下記の通りです。
・新4K8K非対応BSアンテナ 20,000円~
・新4K8K対応BSアンテナ 25,000円~50,000円(※)
かなり大きな金額差があり不思議に思われたかもしれませんが、BS/CSアンテナで4K8Kに対応したアンテナにするには下記のような追加工事が必要です。
・4K8K対応のブースター設置
・4K8K対応の分配器・分波器設置
・4K8K対応のケーブル設置
テレビアンテナの設置には、アンテナ本体以外にも様々な周辺機器が必要となりますが、新4K8K放送はこれまでの衛星放送とは周波数帯が異なり、これら周辺機器も全て4K8K対応の物を用意する必要があります。その為、工事費用が高くなりやすいのです。
室内用小型テレビアンテナの設置費用はいくら?
室内用小型テレビアンテナとは、数千円で購入出来て、特別な配線工事等がいらない簡易の地デジアンテナです。BS/CS放送は見られません。
室内用のテレビアンテナは、一軒家だけどテレビ端子が無い部屋などでどうしてもテレビが見たい、ワンルームのアパートでテレビアンテナが建っていない、などといった時に使用され、価格の安さから一定の需要があります。
ただ、『確実にテレビが見られる保証は無い』という大きな欠点があります。
室内用の小型テレビアンテナは、強電界域と呼ばれる地デジ電波の送信塔から半径約10km以内で、送信塔との間に遮蔽物が無い、という条件下でしか使えません。またその条件に当てはまったとしても、近隣に高層ビルがある、竹林がある、など電波を反射する要因があると電波をキャッチすることが出来ずテレビが映らないこともある商品です。
これはあくまでも簡易のテレビアンテナで、映らないリスクも高いということは覚えておきましょう。
2019年 オススメのテレビアンテナ工事は?
では、テレビアンテナ工事を行う際、どのような組み合わせがおすすめなのでしょうか。
それはズバリ
地デジデザインアンテナ+4K8K対応BS/CSアンテナ
です。
デザインアンテナがオススメな理由
地デジ用のアンテナはなぜデザインアンテナが良いのか。それは外観の良さもさることながら、近年性能が上がっていることと災害に強いということがあげられます。
デザインアンテナが初めて登場したのは2009年の10月ですが、発売当初は電波の受信感度が弱く、設置場所を選ぶ商品でした。しかし近年のデザインアンテナは性能が上がり、電波が悪くなりがちな屋根裏へ隠して設置することも当たり前になってきました。
また、2018年9月に日本列島を襲った大型の台風21号では主に関西地方を中心に多くのテレビアンテナが倒壊し、テレビが見られなくなる被害が出ました。しかし、その被害のほとんどは八木式アンテナで、家の外壁や屋根裏に設置されたデザインアンテナには被害が出ませんでした。
地デジアンテナをこれから新しく設置する場合には、多少値段は高くともデザインアンテナがオススメです。
BS 4K8K対応アンテナをオススメする理由
次に衛星放送用のアンテナですが、勿論BS/CS放送は全く見ない、という方は必要ありません。地デジ用のテレビアンテナを建てればNHKや民放の地上波は映りますのであくまでBS/CSはオプションです。
では、なぜ費用の高い4K8K対応が良いかと言えば、テレビアンテナは一度設置したら長期間使う物だからです。
ここで少し新4K8K放送を取り巻く状況を整理しておきます。2018年12月に本放送が始まったBS4K8Kですが、2019年現在のところまだまだ普及が進んでいるとは言い難い状況です。ただし、テレビメーカーは4K対応のテレビ・チューナーを次々に発売しており、家電量販店のテレビ売り場でも主流派完全に4K8K対応の大型テレビです。
4K対応、8K対応の大型テレビも登場当初から比べてからり手ごろな値段まで下がってきており、まずは4K8K対応で43インチ以上の大型テレビがこれからますます普及していくでしょう。
後からの4K8K対応化は倍の費用がかかる
このように今後、特に一軒家のご家庭では4K対応の大型テレビは当たり前の物となるでしょう。しかし、もしもアンテナ工事を建てる際に4K8K非対応の工事を選んでしまえば、いざ4K放送が見たい・8K放送が見たい、となっても、BSアンテナ本体を取り換えるだけでなく、ケーブルやブースター等の周辺機器も含む大掛かりな交換工事になる為、工事費用を二度払わなければなりません。
そうなるよりは、今の段階で4K8K対応にしておき、将来的に始まるであろう良質な4K放送・8K放送に備えておく方がオススメということです。
テレビアンテナ工事はどこに頼むのがお得?
では、テレビアンテナの工事はどこにお願いすれば安くできるのでしょうか?テレビアンテナ工事は主に下記のところに依頼することができます。
・大手家電量販店
・ホームセンター
・地元の電気店
・アンテナ工事専門業者
この中で、最も値段が安いのは、アンテナ工事専門業者です。主にネット上で広告を展開しており、『アンテナ工事』と検索すればいくつか専門店が出てくるでしょう。
なぜテレビアンテナ工事専門業者が最も安いのか?
アンテナ工事専門業者が安いのには下記の理由があります。
・特定の店舗を持っておらず運営コストが低い
・大手家電量販店や全国対応のコールセンター運営と違い、下請けを使わないので中間マージンが無い
・アンテナ工事専門でやっている為、知識・経験の蓄積があり教育コストが少ない
・価格競争が最も激しい
このような理由があげられます。ちなみに同じネット系でも全国対応と言いながら運営母体は自ら工事を行わず全て下請けに丸投げしているだけ、という業者もいるので、その点には注意しましょう。
工事のスピードもテレビアンテナ工事は専門業者が最速
また、メリットは価格だけではありません。ヤマダ電機やジョーシンなどの大手家電量販店、コーナンやビバホーム、カインズなどのホームセンターは、どれもテレビアンテナの工事を申し込むのに、必ず一度店頭へ行く必要があります。
しかし、ネット系の専門業者は、オンライン上で見積もり依頼・予約が可能で、こちらの方が圧倒的にスピーディです。
信頼性・安心感もテレビアンテナ工事専門業者に軍配
ネット系のテレビアンテナ工事専門業者は、馴染みのない名前が多く、本当に任せて大丈夫なのか?という心配があるかと思います。それもそのはず、2011年7月のアナログ放送から地デジ放送への完全移行に伴いアンテナ工事特需が発生した際、悪徳業者の被害に合った方が実際にいるからです。
その為、現在は安心の証として専門業者の多くが8~10年の長期の施工保証をつけています。そして、この保証は大手家電量販店やホームセンターにはない専門業者ならではのサービスとして提供されています。
オススメ業者は地域によって異なる 都道府県別の一覧で比較しよう
では、実際にどこが最も安くテレビアンテナ工事が行えるのか。それは地域によります。
テレビアンテナの設置工事は、人の手によって行われますので、それぞれの業者で対応しているエリアが異なります。そこで、アンテナナビでは全国47都道府県のアンテナ工事業者を徹底的に調査しました。
下記では各都道府県別のオススメ業者を比較しやすいよう一覧にしています。テレビアンテナ工事業者をお探しの方は是非とも参考にしてみて下さいね。